2006年度 B(beginners)チームの山行

 当Bチームは、入会されて1年未満の方々に、登山の基礎的知識や技術を習得して頂くためのコースです。初心者の方でも安心して御入会頂けます。以下の記録は、今年度入会の方々の活動記録です。全く登山は初めてという方々が岩登りや冬山に挑戦されています。1年たてば、あなたももう岳人です。是非我泉州山岳会までお電話かメールを!!


2006年度(66期生)



山行の紹介  20062007
20071月12日〜1月14日 冬山Part2(八ヶ岳・硫黄岳・赤岳) 
 年末年始に常念岳冬山合宿を経験したおかげで、今回の合宿は心のゆとりがあった。ガスが出る前に、眺めることができた硫黄岳、赤岳、阿弥陀岳の大パノラマ。やっぱり、雪山は最高やね。(尾)
  あんなにしんどい身体が一日でここまで回復するのは、山登りをして以前より鍛えているからなんだろうと自分では、自分を褒めてあげました。(藤田)
 天気はすこぶるよいが稜線に出るまで、雲は我々を待ってくれなかった。強風が吹き荒れて、山頂では景色もなく、会話もままならない。写真を撮ってそそくさと退散する。行者小屋に着いたときには心底ほっとした。しかし、テン場に着くとなぜか元気が出てきて、いそいそとテントを設営し、コーヒー、紅茶、ブランデー、ホットレモン、晩御飯のマーボー丼など、なんやかんやと摂取すると、体中にパワーが戻ってきた。(井口)




 
泉州山岳会
200612月29日〜1月2日 冬山合宿(北アルプス・常念岳) 
  12月30日(土)晴れ
上高地まで続く車も人もいない道・・。なんか贅沢な気分。上高地に着くと、まさに静寂・・・。夏の喧騒しか知らない私には別世界に感じられる。これが、冬の上高地か・・・。いいな〜と惚れ惚れ・・・。 上高地から徳沢〜明神の道程も、それはそれは静か・・。まるで私達だけの世界のよう・・。(高尾)
 1月1日(月)晴れ
 常念コルのテン場を5時半に出発。11時前に全員登頂。表情が緩む。雪の北アルプスを目に焼き付ける。穂高の力強い景観に惚れ惚れしつつ、記念撮影と貴重な体験を楽しむ。慣れない雪上歩行に大苦戦をしたけれど、山頂では疲れが吹き飛ぶ。(片山)
 1月2日(火)曇り
 朝起きると、小雪がちらちら。風もちょっと吹いてて、昨日までとは違うなーという感じ。これが本来の冬山よね。稜線にでると風が強く、冷たい。この中で新人の私達がアイゼン装着するのにどれだけ時間がかかったろうか・・・(高尾)


 
泉州山岳会
200612月17日 アイゼンワーク(屯鶴峰)
 
冬合宿最終トレーニングで装備チェックとアイゼンワークで仕上げました。
泉州山岳会
200612月2日 歩荷(槙尾山〜岩湧山)
 
納山祭り翌日、冬山トレーニング4回目、 名残の紅葉がきれいな道中を楽しみながら岩湧山まで往復歩荷でした。頂上の枯れた茅も美しかったです。 (吉田)

泉州山岳会

200611月26日 アイゼンワーク・歩荷(六甲月世界〜有馬温泉)
 冬山トレーニング3回目、今日は久しぶりの月世界でのアイゼンワークです!そのあとは、ぽつぽつ雨のなか、東おたふく山から六甲最高峰経由で有馬に下山、 紅葉がきれいで思わず立ち止まって、見とれてしまいました。
 雨に濡れた体を金の湯で暖めて、ビールでカンパーイして大急ぎで釜飯をいただいてから帰りました。しかしみんなつよくなってきましたねー!(吉田)



泉州山岳会
200611月12日 アイゼンワーク・歩荷(蓬莱峡〜宝塚)
 冬山トレーニング2回目、アイゼンワークは皆ばっちり!馬力はこれからゆっくりつけていきましょ!!(吉田)
泉州山岳会
200610月29日 強歩(二上山〜金剛山)
 冬山トレーニング、みんな一生懸命歩いてくれました。金剛山からの下り道きついですねー(吉田)
泉州山岳会
200610月8日〜9日 秋山(冬山偵察)(蝶ヶ岳)
『非日常の連続』
上高地から、ひたすら休憩場所のことを考えて一生懸命ついていった。そして、その先は「しんどい」とも言えなくなる道のりが続いた。‘何できてしまったんやろう?‘と思いながら長い森林帯も終わり、岩と松ばかりの場所になった。もうすぐ到着する!とうれしさでいっぱいになったとき‘何か雨が痛いな?もしかして氷??そんなとこにまさか今日泊まるのん???薄いテントで????‘と、うれしさなんて消えて、ナゾと不安でいっぱいになった。

  
 早めに消灯した。でも、疲れはて昨日も睡眠不足、それでも眠れないほど、テントとフライがバサバサ!バサバサ!鳴っていた。こんな状態で明日から私はどうするんやろう?どないなるんか今までにないことだけに自分が頑張れるか頑張れないかすら分からないと長い夜の苦痛の中、フッと緊張の糸を切らせてくれるのはリーダーの風や氷の音に負けないイビキでした・・・。あんなに快適そうにまるで家と同じようやな、私もあんなふうに大音響で寝てやるぞ!と意気込んだのでした。
 朝にテントの外を見ると、景色は黒→白になっていて、いつもなら「雪ってきれい☆彡」と喜ぶけれども、違う意味で心拍数は↑↑テンションは↓↓で、一つ願い事が叶うなら『早く帰る日になってください』と思った。それでも暗いうちから出発した。でもあまりにもひどい雪と風と秋山の装備、私の体力と何一つ前に進める要素はなく、引き返しテントに戻った。待っても待っても雪は降っていて、恐ろしい風の音も止まないまま明るくなり、チャンスを見つけて蝶が岳にいった。そう遠くはないはずなのに、着いたときは達成感があった。天気も良くないので景色もあんまりやったけど、そこにたどり着けたことがうれしかった。岩登りのとき同様にリーダーが「こういうことは滅多にないから、みんなはいい経験したと思うよ!!」と言った。でも、私はまず『普通・通常』を知らないからいい経験とは実感がなく、雨の初岩登りの次は、雪と風の蝶が岳かぁ・・・これが貴重な体験に後々はきっと思えるんやと言い聞かして、その場の厳しい状況を受け止めるしかなかった。
 天候などを考慮して常念岳へは行かなかったけれども、もし行ってたら今頃私はこんな感想を書くことさえできない状態だったかもしれないなと思う。ここからは少しずつ天気と共に恐怖感も回復傾向になった。テントに帰るときあんなに寒いところにウサギが走っていた、初めて見る野うさぎは茶色でかわいらしく、トゲトゲしい心をちょっと癒してくれた。
 ベースを全て片付け、長塀をおりるのがまたまた苦痛で、私の膝は泣いていた。おりきった広場でテントを張り、この日は近くにトイレも売店も水もあって、上とは比べ物にならない快適さでビールがおいしかった。3:00頃有永さんがトイレから帰ってきて景色がとてもきれいと言うので外にでると・・・真っ暗な中に満月でその光にライトアップされているように光っている山たち(明神岳だそうです)が見えた。しばらく「きれ〜い!!」といったまま見とれていた。前日私を苦しめた雪は、初めて山岳会にきて頑張ろうとした私に『山はいいぞ!』ってことを見せたくて、山も「ちょっと早いけど・・。」と思いながら頑張って一日でこの景色を作ってたんかなと思った。空を見上げれば暗闇に光る明神岳は白く浮き出ていて、周囲を見れば薄明かりの中様々な色のテントがたくさん並び、幻想的な雰囲気の空間を味わうことができたのは、心から貴重な体験をしたと思えた。
 どんなに心がうつくしい景色で癒されても、朝になればまた歩く・・・。しんどい、足も痛い、体力も尽きてる・・・。この日は山とリーダーが協力して、身体に優しいプランニングをしてくれた。夜とは違って、青い空と白い明神岳はきれいで、そののおかげで、写真をとったり山を見に立ち止まったりしながら上高地に向かった。過酷で楽しさを味わうことなく終わりそうだった山行が、いい気分で辛い辛い秋山山行を終えることができました。
最後にだましだまし、私をあやつってくださったリーダー・メンバーさんにとても感謝します。(藤田)
泉州山岳会
200610月1日 岩登りW(御在所岳・藤内前尾根)
 
 今回の岩登りは、「ついにアルパインクライミングが始まった。」という感じがして、今までの山行の中で最も楽しみにしていた山行であった。ところが、雨。「簡単な岩登りなら何の問題もないだろう」と考えていた私だが、雨中の登攀となり、「濡れた岩を登って大丈夫だろうか。滑って転んで谷底まで落ちやしないか。」と不安な気持ちで登り始めることになった。しかし、先輩方が、我々新人にマンツーマンで付いてくれていたおかげで、登るにつれその不安は、安心に変わった。加えて、岩登りなど全く経験のない同期の仲間が、「怖い」とか「登れない」等叫びながらも登って行く姿を見て、「こりゃ俺もいけるぞ。」という気持ちになり、落ち着いて登攀することができた。私にとって今までの山行の中で最も達成感が感じられた山行であった。(葛城)
泉州山岳会
20069月10日 岩登りV(槙尾山・くら岩)
 岩登り第3弾、岩登りの基本的システムとダブルロープ、懸垂下降、猿回のトレーニングでした。最終の岩の練習から2ヶ月あいてましたが、みんな結構やりますねー。バッチリ余裕が感じられます(吉田)


泉州山岳会

2006月27日 沢登りU(比良山系・奥の深谷)

泉州山岳会

2006月11日−15日 夏山合宿(北アルプス・雲の平方面)
初日に雷雨に合いましたが、避雷の方法を、薬師峠でのテン場の整地について、石がたくさんある所では、その石を除去するのではなく、均一に並べてでこぼこがないようにして、その上にテントを張るとか、天気図作成には、日々の練習が大切かなどを教えて頂き、とても役立ちました。 (尾)
 北アルプスは、想像以上に美しかったです。山の規模が大きくて、雄大偉大さに感動しました。山頂からの大自然パノラマでは、夢心地になりました。山行を重ねるごとに山に魅了されていく実感がありますが、合宿では日数が長い分、比例して感動も大きかったです。そして山の楽しさを教えてくれた泉州山岳会に感謝しています(片山)。
最終日、空は快晴で槍ヶ岳から西穂高に続く稜線のシルエットが黒くクッキリと見えた。30数年ぶりの素晴らしい景色を見ることが出来た喜びは、筆舌に尽くしがたい。この素晴らしいシルエットを、今回参加出来なかったOさんにもぜひ見てほしかった。
長い下山道を終えて、新穂高のバス停にいる自分が自分ではないような、とても不可思議な気持ちになった。(峯岡)
最終日に、双六を出てしばらくしたところで、槍穂の峰々を見ながら休憩を取った。リーダーの方達が、切り立った岩峰を指差しながら、思い出話に花を咲かせている。どれもこれも、僕にはその風景を想像するのも難しいような体験話ばかりだ。 いつか自分もそんな場所に身を置くことができるのだろうかと、考えてみたが、それは魅力にあふれた素晴らしい世界のようでもあり、同時にちょっと怖いようでもあった。(井口)


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2006月30日 担荷(大峰山系・行者還〜弥山)
 担荷第2回目、ゆっくり確実に一歩一歩体を上に上げていく。そんな歩き方を覚えてもらうための山行でしたが、みんなバッチリ体力着いてますねー。合宿はこれで十分愉しんでもらえるはず、です!!(吉田)

 

泉州山岳会

2006月16日 担荷(リトル比良・近江高島〜イン谷口)
 今回の山行は、リトル比良という比良山系の山を縦走するコースで、武奈ヶ岳を主峰とするこの山系は、何度か登ったことがあり、最初から楽しいハイキングといった感じの山行のはずでした。
 登山口付近の神社の軒下でマットを敷いて眠たのですが、朝方、なんだか右耳の穴付近がモゾモゾするのです。そのうち、モゾモゾ感は、耳の穴で感じ始め、「しつこい虫だ」と思いようやく目を覚ましたところ、虫が耳の穴の中をグルグル回っているのに気がついたのです。必死で耳の中の虫を取り出そうとしたのですが、逆に虫は、どんどん耳の穴の内部に入って行きました。にここまでくると、焦りましたが、ヘッドランプを付け、右耳の穴に当てたのです。するとすぐに虫は、光に導かれて耳の穴から出て来てくれたのです。虫の正体は蟻でした。「1匹の蟻が偶然耳の穴に入っただけだ」と思ったぐらいで、この時まだ蟻の本当の怖さには気づいていませんでした。
 山行を終え、近くの温泉で背中を確認すると、背中一面に赤い点が付いている。「げっ!」。この時になってようやく私は、蟻の本当の怖さが分かったのです。1匹の蟻が偶然耳の穴に入ったのではなく、おそらく無数の蟻が私の背中を這いずり回り、その内の1匹が私の耳の穴にまで入って来たのです。他のメンバーで同じ被害に遭った人はおらず、私だけが被害に遭ったのです。多分蟻の巣の近くか蟻の通り道に私が寝ていたためだと思いますが、なぜ蟻が私の背中を這いずり回って噛んだのかは不明です。(葛城)

 

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2006月25日 沢登りT(赤井谷)
 十津川筋、滝川上流の赤井谷へ、沢歩きに行ってきました。天候はあいにくの雨、しかも結構強い。沢歩きには少し不向きな天候ですが、どうせ濡れるんだし、まぁいいかと言うところです。淵をへつったり、泳いだり、滝を直登したり結構愉しんで頂けたのではないでしょうか(吉田)

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2006月10−11日 遭難対策訓練(文部科学省登山研修所(富山県立山)において)
 仕事を片付けた社会人が夜9時に集合して、一路富山に向けて車でひた走り、夜中の3時に到着して、7時から訓練開始。という少々浮世離れした遭難救助訓練に、私を含めて3名がBチームから参加させてもらいました。 「2日間挫折せずに、きちんとやるべきことをこなせるだろうか?」という緊張と不安が渦巻いた、少々落ち着かない気持ちでおりましたが、この二日間はとてもためになることを教えてもらうことができました。
 少し前なら、クライミングっていうのは、そうとう特殊な人たちがすることだと思っていましたし、まさか自分がそんな世界に片足を突っ込もうとは思いも寄らなかったことばかりです。世の中的には決して一般的とは言いがたい行為を「組織ぐるみで行うこと」の楽しさは、しっかり覚えて帰った二日間でした。(井口)


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2006月28日 岩登りU(百丈岩)

ただいま、工事中!しばしお待ちを
 

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2006月14 岩登りT (蓬莱峡・屏風岩)
 岩登りの基礎を学んで頂きました。きっと翌日は、腕や足がパンパンに張っていただろうと思います。
 高尾さんとっても楽しそう?片山サン!岩のつかみ心地はいかが?大西さん淡々とこなしてました。
 井口くーん ゴメン!今度撮るから・・・・・。(吉田)

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2006月4〜 春山合宿 (中ア・木曽駒ヶ岳・宝剣岳)
 こんな素晴らしい景色を見るのは初めてである。目の前に迫るそそり立つ宝剣の岩壁、乗越から見下ろす壮大なカール、そして、宝剣山頂での地獄へ吸い込まれそうな木曽側の深くて長い谷、どれをとっても「絶景かな!絶景かな!」
 恐らく、こんな素晴らしい景色は二度と見ることは出来ないかもしれない(峯岡)

宝剣岳にも上ることになり、その山頂直下の急斜面を見て、少々緊張しました。上りはいいけど、下りは怖いな・・・と・・・。でも、あの山頂からの絶景すばらしかったです。(尾)
 初めて本格的に雪の積もった山に登りました。夜のテントで、リーダーから会の昔の話や、山で経験されてきたことごとを聞かせてもらいました。僕には到底マネできない、ハイレベルな経験をされて来ていることを知りました。(井口)
 

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2006416 アイゼンワーク・担荷 (屯鶴峯〜葛城)
 春山合宿 木曽駒ヶ岳を目指してのトレーニング第2弾!、屯鶴峯でアイゼンワークの後、
葛城山までの担荷。Bチームで最強のトレーニング!!、今回も女性が1名増えました。(吉田)

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200642 アイゼンワーク・テント生活 (蓬莱峡〜宝塚)
 春山合宿 木曽駒ヶ岳を目指してのトレーニングとして、アイゼンワークを蓬莱峡で行いました。
新たに男女各1名が加わり、今回は4名の参加です。 これから白い雲、青い空、マイルドセブンな世界を
これからみんなで愉しみましょう!!
 
それにしてもみんなやりますねー。宝塚塩尾寺までの担荷をかるーくこなすなんて。 (吉田)

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200619 ハイキング (六甲・東お多福山)
 今年のBチーム66期生は、新人男性2人で始まりました。
 1回目は、阪急芦屋浜駅からから早春の六甲・東お多福山へハイキングです。
 今日のハイキングは少し物足りなくても、
大丈夫!これからいっぱい山に行きますよ。 (吉田)

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