鹿島槍は美しくも厳しく・・・

2005年4月1日(夜)〜3日
北山峰生、山内哲文

 目指せ鹿島北壁!意気込みだけは猛々しく、足取りは重々しく、天狗尾根を登る二人であった。この好天、明日ま でもったらええねんけどなー。叶わぬ願いと知りながら一縷の望みを託し、夕暮れになずむ北壁を見上げる。
 夜半から天候は悪化したようだが、雪洞の中はまったく関係なし。夜明け前に飛び出してみると、あやうく入り口 が埋まってしまう寸前だった。
 結局予想通りの吹雪に軽くあしらわれ、ガスの中にこだまする特大雪崩の音を耳に響かせながら、引き返すのみ。 鹿島もまたの機会ということで。



Home > 2003年2月からの山行