「きただけ」の週末

2005年2月10日（夜）〜13日
北山峰生、山内哲文

　冬のバットレス。3連休はめずらしく移動性高気圧に覆われ、全日好天の予感。これはいけるか、と思ったのだが。
　夜叉神からの長い林道歩きと、池山吊り尾根の登高で、いつになく疲労を感じる。そういえば、このところトレーニングから遠ざかってたっけ？
　池山小屋までトレースをつけてくれた先行者に感謝しつつ、我々はもう一足のばすことに。 調子の上がらないまま樹林帯にツェルトを張り、ハンバーグに体調復活の願を掛ける。
　明けて土曜、鬼が出るか蛇が出るか、八本歯のコルから少し下ってみるが、取付までのトラバースに二の足を踏んでしまう。 せっかくのチャンス、行きたいのはヤマヤマであるが、自信のない時は諦めよう。
　時間は十分あるし、ノーマルルートから北岳登頂を果たし、雲間に浮かぶ富士山を堪能したら、 今夜のねぐらはあの快適な池山小屋だ。

長い長い林道の始まり	池山吊り尾根の登高	池山吊り尾根の上部へ

バットレス第４尾根主稜を臨む	八本歯のコルからのやらしい下り	諦めて登り返す

北岳に来ただけ

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